スティンガー 池田フェイス
厳しくて楽しくて、クライミングの要素がいっぱいつまってる。何度登っても飽きない。”スティンガー”はそんなルートだぜ。
湯河原幕岩で”スパイダーマン”を完登し”伊豆の踊り子”のおしいトライを繰り返していた時、プラクライマに”スティンガー”の噂を聞き、メグからトライしていると聞いたんだよな。
M師匠と約束をして初めて池田フェイスに行ったのは2006年1月28日、今思うと一番寒ぃ時に良く行ったなぁと思うよ。
スケールのある見事な垂直の壁、とてもとても静かなエリア、電車と歩きで行ける。そんな池田フェイスがいっぺんで気に入っちまった。その後の池面通いは皆の衆も良く知ってるよな(笑)
ファーストトライはテン山ながらもなんとなくムーブ解決してトップアウト。次のトライでいわゆる核心の手前までを繋げて手応えを感じる事ができた。
次回は登れるだろうってぇ思ってたんだけど完登までに費やしたのは6日間。それまで完登までにかけた最長日数が3日間だったからえれぇ厳しく感じたのを記憶してるぜ。
ルートは18mの垂壁、中間支点は全部で8つでピンとピンの間は適度にランナウトしている。6ピン目まではそんなに難しくはねぇけど、ほどよく前腕がパンプするアプローチってぇ感じさ。そこから終了点までがテクニカルな核心部分でおいらは8ピン目周辺で力つきちまうのを繰り返した。
「・・・終了点は目の前なのに」
直前に完登した湯河原幕岩の”スパイダーマン”と比べても”スティンガー”の方がとてつもなく厳しく感じられグレードに対する考えが変わっちまったぜ。
完登日はその年の4月1日。十分にリラックスして、いつもフォールしていた8ピン目周辺も余裕をもってクリア。そして完登。
難しくそして素晴しいルートを諦めずにトライして完登できた時はそりゃ嬉しかったぜ。
早めにあがってM師匠、プラクライマと3人で澤の井園で一杯やったんだっけな。
#池田フェイス”スティンガー”5.11cd 初登者:三池英治
・写真のクライマーはおいら。
・傾斜はほぼ90°、高さは18m。池田フェイスの一番高いところまで登る綺麗なルートさ。
・上部左のカンテを使わないってぇ限定があるぜ。
・雨後は染みだす事もあるから春秋がベストかな。
皆の衆、奥多摩三ツ星ルートをぜひトライしくれよ。
じゃ、またな。
最近あまり登れてないけど奥多摩行く機会があれば、是非また触ってみたいですね。池田フェイスは本当にいいところです。澤の井あるし (^^)
プラクライマさん 懐かしいよな。機会があればまた一緒に登ろうぜ。