明日なき世界2004 池田フェイス

“スティンガー”を完登して次なる目標を探していたおいら。”ゴースト・ステップ”の左にある中間支点が4つの短しそうなルートに目が止まったぜ。
100岩には公開プロジェクトと書いてあった。おいらこの「公開プロジェクト」っていうのに燃えた。
けどよ、本格的にトライを開始してから調べてみたら、初登を含め3人。既に登られてたんだってぇいうショックとまだ3人しか登ってねぇのかぁってぇいう気持ちになったぜ。

本格的にトライを開始したのは2007年12月。ルートは苔やら泥やらで自然にかえってたから上から回り込んで懸垂してホールドとして使えそうな箇所をたわしで掃除する事から始めたんだよな。
トップロープでムーブを探り始めて細切れながらムーブは解ったんだけど、どうしても2-3ピン間のムーブがわからねぇ。細かな縦の溝があってそれを使ってその上の水平カチを使うのは想像できるんだけどどうやっても検討がつかねぇ。
その水平カチを使うのは間違いなさそうだからおいら水平カチをホールドしたところからクライムダウンをしてみた。ムーブの逆算ってぇやつかな。そしたらムーブが見えてきて、やっと解決。
後は繋げるだけになったんだけど解決したとはいえ2-3ピン間のムーブはやっぱり厳しくてよ、確率の悪ぃムーブだし、失敗した時のフォールする体勢が悪くて、2ピン目をクリップした後のランナウトで精神的に厳しくて、3ピン目まで繋げられるようになるのに時間がかかったよ。
3ピン目までムーブが繋がるようになると次はクリップの厳しい4ピン目まで、そこを越えてからも高度をあげればあげるほど細かくなるカチの連続とふくらはぎのパンプアップで思うように繋げられなかったぜ。

パートナーが見つからねぇ時はtsukaアニキにシャントを借りてムーブを探りに1人で通った事もあったよ。

そういやぁT師匠家族に遭遇した日もあったなぁ。Rock&SnowのDIGIT奥多摩編(未発表)の対象ルートに”ゴースト・ステップ”をとりあげたみてぇで、師匠はその日の数トライ目に”ゴースト・ステップ”を完登。その後”明日なき世界2004″をトライして4ピン目までつないだところであまりのホールドの細かさに笑いながらヌンチャクを掴んでたっけな。おいらはその日、倅の過剰な「ガンバ」コールのなか終了点にあと1手の惜しいトライの連続、T師匠が下でつぶやいた「あ〜、後1手なのになぁ〜」

2008年12月4日、岩が冷たくなる前にとtsukaアニキにビレイを頼んでその日の2トライ目に完登。
最高グレードの更新、第4登、そして何より何の情報もなく、おいら自身で全てをクリアして完登出来たのが嬉しかったぜ。

帰りは御嶽の玉河屋で祝杯。
酔っぱらったスーツ姿のおじさんがおいらのトレッキングシューズを 間違えて履いて帰ろうとしてたのも良い思い出だぜ。

#池田フェイス”明日なき世界2004″5.12c/d 初登者 小林敏氏
・おいらが4人目。その後に2人の計6人しか完登してねぇぜ(勿論おいらの知る限りだけどな)
・隣の”ゴースト・ステップ”より難しいっていう人もいるぜ
明日なき世界2004
正直マニアックな課題だけど皆の衆もトライしてみてくれよな。
じゃ、またな。

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