池田フェイス 接近遭遇の後 さらにEPA 完登

Pchanと。
寒波到来で本日の最高気温予報は7℃。過去の経験からして寒すぎて良いパフォーマンスは出せねぇだろうな。アプローチに落ちているゴミを拾いながら岩場に到着。

荷物をひろげいつもの様に準備をしている時、そいつはやって来た。
背後に獣の気配を感じ振り向くと軽く目が合う。たまに出逢うカモシカ君かな?ってぇ思ったそいつはいったんブッシュの中に入りおいらの横を通り過ぎ3-4m前に姿を現した、、、。

いっ、イノシシ!!!

目が合う。

あれ1頭じゃねぇ子連れだ、、、か、かなりピンチじゃねぇか!

突進してきたらザックで防御するか、、、。長い時間に感じたけど恐らく数秒間のにらみ合いだったんだろうな、先頭の恐らく母親が踵を返すようにおいらと反対方向に走り出すと子供達は母親に着いていくようにドドドドドーってぇ走り去ってった。子供達といってもうり坊みたいに可愛らしいもんじゃなくて母親をひと回り小さくした感じでデカかったよ。全部で6-7頭はいたぜ。
気が変わって引き返して来ねぇか心配だったから稜線の向こうに姿が見えなくなるまでイノシシ親子を凝視したぜ。嗚呼、怖かったぁ。

後からやって来たPchanにイノシシの事を話すと「蹴り倒して牡丹鍋にすれば良かったのに」だってさ。

まさかの接近遭遇、興奮冷めやらぬ中クライミング開始。

(1)”プロパーストレンジャー”
(2)”スティンガー” 6ピン目まで

Pchanは4℃に満たない気温の中、”ゴースト・ステップ”を完登、めでてぇ。

(3)”さらにEPA” 完登
Pchanに続けとばかりに冷てぇ岩に耐えながら完登。1トライ目で登れて良かった。

“もっとDHA”にヌンチャクをかけ替え、”明日なき世界2004″を掃除しながらロワーダウン。

(4)”もっとDHA” 3ピン目に到達できず
何年か前に二子山でH田さんがおいらに「池田フェイスであれだけ解決出来なかったんですよねー」と教えてくれたのが”もっとDHA”「ぜひ、解決して下さい。」とも。フォーティーンクライマーが解決できない課題ってぇ!?

ピンは全部で4つ。取り付きから見ても明らかに2-3ピン間のホールドが乏しい。核心はそこか。

離陸。クラックを使って1ピン目にクリップ。高度をあげようってぇクラックにねじ込んだ指がうまく決まらずテンション。どうにも進めねぇからアブミを使って2ピン目にクリップ。
核心の2-3ピン間、、、見当つかず敗退。

(5)”もっとDHA” ムーブ解明
夕暮れが近ぇから。トップアウト出来なかったら懸垂下降で回収しなきゃなんて思ってたんだけど、立ちこめなかった箇所が立てるようになったり、ホールドも見えてきたりして各駅ながらムーブ解決、不思議なもんだな。全体的に細けぇし核心のホールドはえれぇ渋いぜ。

#”さらにEPA”(左)と”もっとDHA”(右)
・ヌンチャクのかかっている右上するルートが”さらにEPA”
・細かいクラックから始まるラインが”もっとDHA”
・トライされていないのと染み出しポイントだから掃除が必要さ
さらにEPA、もっとDHA
#アプローチには霜
・毎日冷えるよな
霜
Pchanおつきあいありがとよ。
じゃ、またな。

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